2012年11月20日

2012年11月18日のUzumakiファーム その2気を取り直して玉ねぎの大補植を、農産物価格、

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気を取り直して、今日の仕事である。
枯れてしまった、玉ねぎの苗を大補植するのである。
月曜日に、うろたえたわたしは、近くの米山プランテーションで玉ねぎの苗を求め、10本くらい植わったポットの中生玉ねぎとジャンボ玉ねぎを189円で、10ポット買った。赤玉ねぎの10本束189円も5束買った。
16日の金曜日に新川崎の、シマチューホームズ(シマホ、ね)へ行ったら、同じポット苗がなんと50円になっていた(@_@;)
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もちろん、単純に安くて喜んで衝動買いしたのだ、わたしは(^^ゞ

     ※     ※     ※

市場の価格とはまことに奇怪なものだ。ことに農産物の価格は奇妙だ。どこでどうして値段が決まっているのかわからないことが多い。
またその価格に到底納得できないことが多い。
きゅうりはなぜ3本100円なのか。
大根の価値は本当に100円なのか。
これらの価格はどのようにしてこのように決まってくるのか。価格はもちろん貨幣で表示される交換価値だが、そのものの本当の価値(何が本当か、も、もちろんいろいろある)と近似の値を示すことになっているのだが(古典派経済学でもマルクスでも)。 
(市場の農産物価格は実際には、生産価格ではなく流通事業者たちの事情による「相場」で決定される。これに生産者が関与することはほぼできない)

マルクスは、資本の有機的構成(不変資本=生産手段・原料と可変資本=労働力商品のバランスで、産業の発展とともに高度化して労働の比率が下がる)の異なる各々の産業部門に、総資本の「総剰余価値」が、それぞれの部門の利潤率が均等になるように配分されているので、生産価格は投下された労働価値から遊離する、ということを書いている。(資本論第3巻第2篇第9章ほか)
農産物価格の現状に即して言い換えれば、農業には諸産業の利潤が(各種の奨励金や補助金や、などの形で)配分されている、ので、農産物は低価格で流通している、ということだ。

一方、こうも言っている。
「(独立の小農は)自分自身を労働者として充用する自分自身の雇用者(資本家)とみなされ、また自分自身を自分の借地農業者として充用する自分自身の土地所有者(資本家)と見なされる。彼は賃金労働者としての自分には労賃を支払い、資本家としての自分には利潤を請求し、土地所有者としての自分には地代を払う」
  ――『資本論』第3巻
これについて柄谷行人はこのように書いている。
「資本制的商品経済は、世界的な分業体系を形成するとして、結局、全生産を覆うものではない。それはただ、非資本制的や非商品生産にも、資本制的生産の「擬制」を与えるだけである」
  ――『トランスクリティーク カントとマルクス』岩波現代文庫P483
またこのようにも、書いている。
「先の三つの「交換」原理の中で、近代において、商品交換が広がり、他の交換を圧倒したということができる。しかし、それは全面化することはできない。第一に、それはマルクスがいうように「契約という形態をとる法関係」(『資本論』資本論第1巻第1篇第2章)であって、すでに契約履行を暴力的に保証する国家を前提にしている。第二に、それは共同体を完全には解体できない。たとえば、それは家族を市場経済化できないし、家族に依存するほかない。また、農業なども資本主義化が完全にはできない。資本制経済は人間と自然の生産に関して、家族や共同体に依拠するほかないのであり、その意味で、非資本制生産を根本的に前提している。ゆえに、これらの形態は、いかに資本制市場経済がグローバライズしても、残存する」  
  ――『トランスクリティーク カントとマルクス』岩波現代文庫P310

資本制市場経済下で、農は実際にはごく一部の事業化されたものだけが「農業」として市場経済に参加しうるにも拘わらず、あたかも農のすべてが「農業」であるかのような擬制のうちにある。

したがって、価格は正当な手続きを経た「生産価格」ではなく、市場の中で比較的恣意的に決定される。
したがって、なぜきゅうりの価格が3本100円なのか、玉ねぎ苗が一方では189円で一方では50円なのか説明できないし、またそれは適正・正当な価格であるのか、判断できない、のである。
それは、マルクスの言うように資本制市場経済が成立する以前にも商品交換は存在した、というのと同じことである。

    ※     ※     ※

10番の玉ねぎの畝。
購入苗を植えた130株ほどのうち100株くらいは、ダメになってしまった(T_T)
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今度の苗は、乾燥苗ではなくポット植えだ。
根もびっしりと生えている。
今度は、大丈夫だろう、な。
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佐々木さんと二人で一時間ほどかかって、約200本の苗を植えきった。
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    ※     ※     ※

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posted by foody at 05:52| 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | Uzumakiファーム2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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