2012年11月09日

2012年11月5日のUzumakiファーム その2蕪は第1期終了、弱ったモロヘイヤ、10本目の大根、自然は不平等だが、単独者には普遍性しかないということ、大収穫を単独者で分かち合う

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20番の南側の、秋の第1期の蕪を終わらせた。
8月25日に、秋作の第1弾で種播きしたのだった。2か月ちょっとで、早くもこのものたちは1世代を終える。
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20番の終わらせた蕪たちに使っていたサンサンネットを0番の、第3期の蕪たちに、掛け直した。
世代をつなぐように、と思ってみて、強く打ち消した。
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めっきり株勢の弱ったモロヘイヤの収穫をした。もういくらも収穫できない。
葉が傷んでしまって、食用にするものより廃棄するほうが多い。
手前の山が傷んでしまったものだ。
モロヘイヤは、初霜が来るころに枯れ果てる。枯れ果てないことは、ない。
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大根は順調に育つ。
もう10本目くらいの収穫だ♪
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細長いのや、太くて短いのや、で並べてみるとおかしみがあってかわい気がある、かな。

     ※     ※     ※

生き物たちの個体差というものは、種を問わないのだ。ここには自然というものの、一つの理路がある。個体はすべて他の個体と異なることによって個であるし、また死によって類的存在へと解消されることにおいて個体性を貫くことはできない。自然のなかでは個体どうしはまたおのずから不公平で不平等であるが、それは決して自然の負の側面ではなく、おのずからそのようにあるべきもの(自然)としてそうなのだ。食い違う個体差を生きた生き物たちはみな孤独な単独者であって、その存在のあり方、たとえば〈価値〉は、それぞれの単独の物差しによってのみ自ら計測しうるのであって他の同種の生き物と比較することはできない。そして、死において平等である。それは単に平等なのではなく、存在の類的普遍性として、普遍的なのだ。

柄谷行人は書いている。

――カントは一般性と普遍性を鋭く区別していた。それはスピノザが観念と概念を区別していたのと同様である。一般性は経験から抽象されるのに対して普遍性はある飛躍なしには得られない。
  ――『トランスクリティーク カントとマルクス』岩波現代文庫 P147

――まず一般性と普遍性を区別する。これらはほとんどつねに混同されている。そして、それはその反対概念に関しても同様である。たとえば、個別性や特殊性や単独性が混同されている。
したがって、個別性―一般性という対と、単独性―普遍性という対を区別しなければならない。
〜略〜
たとえばヘーゲルにとって、個別性が普遍性(=一般性 柄谷注)とつながるのは、特殊性(民族国家)においてであるのに対し、カントにとってそのような媒介性は存在しない。それは絶えざる道徳的な決断(反復である。
  ――前掲書 p150

――たとえばここに犬がいる。個別性という軸で見れば、「この犬」は、犬という一般的な類の中の一つであり、様々な特性(白い、耳が長い、痩せている、など)によって限定されるだろう。しかし、単独性という軸で見れば、「この犬」は「他ならぬこの犬」であり、どんな犬とも替えられないものである。
  ――前掲書 P161

「生きた感性的な」生物はまず現れとして、個別的―一般的―共同体的(類的)でありその中に差別や比較が存在する。
しかし、同時に深く本質的に単独的―普遍的―社会的な存在であって、その中に比較も差別もない、冒しがたい存在の尊厳がある。
個別性と単独性の、その二つの系列の間の視差にわたしたちの生存は晒されている。人間から見た作物たちもまたそうなのだ、とわたしは思う。

われわれの意識というものは(つまり自己意識は)、意識というものについて、ようやくこれだけの理解を示す段階に来た、のだ。
わたしたちは、20世紀後半から21世紀の市場システムの最高潮期〜爛熟衰退期を生きて、そのこと自体で「幸福」である、といわねばならぬ。

     ※     ※     ※

ピーマンやナスやトマトのナス科のものたち。
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途中で思い立って、聖護院蕪を播き足した。
突然、冬は聖護院蕪だ〜と、声が聞こえた、ような気がしたのである(^^ゞ
40株ほどの真冬用の聖護院かぶら。
もちろんわたしの頭の中では大量の千枚漬けがすでに出来上がっていたのである(^^ゞ
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最後に、盛りになったラデイッシュを収穫した。
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この日も、たくさんのたくさんの収穫になった。
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この自然からの、収穫を単独なるもので分け合いたい、と思った。

    ※     ※     ※

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posted by foody at 20:38| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | Uzumakiファーム2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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