2011年12月29日

12月29日のUzumakiファーム 乾いた東京の冬、畑の始末、じゃがいも、単独者ハクセイキレイの強靭

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今日と明日で畑を全部片付けなければならない。
神津さんと一緒に8時ころ到着。
今日はたくさん仕事があるな〜(^^ゞ
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地面は凍っているが、もう水分はかなり減ってきて、霜柱もわずかな範囲にしか立たなくなってきた。土が乾いて歩くと塵埃が舞う。
乾いた、東京の冬、だ。

 メカニカルに組成されたわたしの感覚には湿気を嫌う冬の空気の下が適していた
  (吉本隆明「固有時との対話」)

まずは白菜を片付ける。
う〜〜、いきなりピンポだ〜、スイマセンm(__)m
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3株ほど明日のために残して、8株収穫した。
ネットをはずしてたたみ、支柱をそろえて結わえ、マルチも剥がして廃棄する。

ネットたたみがなかなかの作業なのだが、残念ながら手があかず撮影不可、であった。

大きいのも小さいのも曲がったのも、残っていた大根も全部採った。
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ここも、もちろん、ネットも支柱もマルチも始末した。

ブロッコリーも、蕪も、のらぼう菜も、もう一畝の、大根も2時間かかって始末した。
今日は夜明けごろから急速に上がり、昨日より2度ほど高い(と言っても最高気温は15時ころに11℃ほどなのだが)途中で、暑くなってきて上着を脱ぐほどだった。

のらぼうを始末していたら、ジャガイモが出てきた。
春に作ったジャガイモの、掘り忘れが自然に発芽していたものだ。
そういえば、こんな風にのらぼうと同居していたのだった(^^ゞ
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作業終了後の畑である。
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この畑も明日で終わりだ。
明日に来る人のために、
あるいはわたしの中の明日のために、
あるいはまた、けして終わらない明日、のようなもののために、
大根や白菜やのらぼうや小松菜を少しずつ残してある、のだが…。

    ※     ※     ※

仕事を始めると、このあたりでも増えているであろう野鳥が掘り返した畑へ降りてきて、地を啄ばみながらわたしたちの周りを歩き回った。
鳥類に疎いわたしは、神津さんにセキレイね〜、と教えてもらった。
調べたらハクセキレイだった。
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もともと東北以北に住んでいたこの鳥は、人間の文明に良く適応し、市街地にも進出しついには南下して関東をもその居住圏に入れた。
水辺に近くテリトリーを確保し、冬は単独で縄張りを守り、夏はつがいとなって産卵する、らしい。
畑地や草地で、主としてミミズやクモを捕食する。(畑の味方、ではないらしい)

わたしたちの始末中の畑に降り立った一羽のハクセキレイは、単独者としての覚悟と気概を持って人間を恐れず作業中ずーっと付きまとうように周囲を歩き回って、地を啄ばんだ。
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わたしは、都築の丘でわたしたちを見守っていた雉を思い出していた。
雉は古来このクニの稲作文化を見守ってきた鳥である。
「国鳥」などというものにさえ指定されているが、狩猟用に毎年10万羽も放鳥され食卓に供されることになっている。しかしながら、ほとんど猟で捕獲されることはなく、動物などに食われているものと見られている。飛ぶことが得意ではなく地上の草木地に隠れて天敵から逃れて生息するのであるが、そのような雉が生息できるような草木地が、減っているのだ。

セキレイは、しかし適応力高く、雑食性強く、水さえあれば都会にも強靭に生きている。

――いのちとは、どんなことか、と思ってみる。
わたしたちもまた、そのようにして生きることに努めるべきなのであろうか。
あるいはまた、ほんとうは…。

  ぼくが真実を口にすると ほとんど全世界を凍らせるだらふという妄想によって
  ぼくは廃人であるさうだ
   (吉本隆明「廃人の歌」『転位のための十篇』所収)

  きみの喪失の感覚は
  全世界的なものだ
  人間のおほきな雪崩にのってやがて冬がくる
  きみの救済と治癒とはそれをささえることにかかっている

  (略)
  
  不安な秋を小鳥たちがわたる
  小鳥たちの無言はきみの無言をうつしてゐる
  小鳥たちが凄惨な空にちらばるとき
  きみの精神も凄惨な未来へちらばる
   (吉本隆明「分裂病者」『転位のための十篇』所収)

    ※     ※     ※

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posted by foody at 19:48| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Uzumakiファーム2011@宮前~無農薬有機農法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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