2011年12月23日

12月21日のUzumakiファーム 方法の虚妄・「有機」の虚妄・近代の夕暮れ、支柱を集めて持ち帰る

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12月21日、畑の支柱を撤収しに畑へ寄った。
14時すぎても空は真っ青に澄み、大気は冷たく乾いていた。
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すでに冬の日は大きく西へ傾いて、今にも燃え落ちそうに頼りない。
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地表は乾いて罅割れている。
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朝にはあれほど漲っている大根の葉も、乾いた空気中に水分を蒸散し、力なくくずおれる。
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あれほど元気だったパセリもさすがに弱り始めて、午後にはやわらかくしぼんでいるようだ。
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おう、淡い日の午後――
生き物たちは乾き
内部から眠り始める
近代の午後――
わたしたちは浅い夢見のうちでなお
見果てぬゆめを夢見ているだろうか
方法の午後――
危機はなめらかに内部から育ち
大きく離床してこの時代を覆い尽くしているだろうか

(しかし、人は見えるものを見ていない)

わたしたちはなお危機にくるまれて眠っているかもしれない

     ※     ※     ※

あきらめて、わたしはのろのろと体を動かすことにした。

散らばっていたり、横倒しになったりしている支柱を拾い集めてざっと洗い、適当に結わえて立てかけた。
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曲げ方がきつすぎて耐えられず、折れてしまったトンネル用の曲がる支柱が2本、折れてしまっている。
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折れ目からはグラスファイバーが見えている。
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有機農法とか、一応思っているし、そのようにうたってもいるけれど、実際にはたくさんの化石製品のお世話になっている。
支柱は一部竹製品もあるが、乾燥した細いものしか手に入らず、用途は大幅に制限されている。
竹林でも持っていればよいのだが…。
多用するマルチングシートもネット類も、ネット押さえも、収穫用のかごもなんらか化石製品である。
(おまけに種は、滅菌消毒済みでしかも外国産がほとんどを占めるし、畑へは車なしでは行くことも出来ないし、靴はゴム長だし、手袋さえゴムびきなんである…(ーー;))

またまた消沈しながら支柱をそろえて、運べるように並べた。
この支柱も車なしには運べない…。

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来年は、もしもやれるなら、どこかで竹を調達して、せいぜい竹を使おう、かな、なんて思いながら帰った。

冬の日は、はや日暮れようとして一段と輝きだす。
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近代の夕暮れ、と思ってみて、
ミネルヴァの梟は黄昏に飛ぶと思い直した。
ヘーゲルは近代の夕暮れをも言い当てていただろうか、と。

    ※     ※     ※

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posted by foody at 18:26| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Uzumakiファーム2011@宮前~無農薬有機農法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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