2011年10月27日

10月17日18日結いの里交流その2 行きがけの駄賃?新潟県bP蕎麦「長森」@八海山その2 へぎそばでないそばを求める精神のエロス的人間性(そば)

岡田さんが、おれは昼は食べないから〜といきなり頼んだ八海山吟醸とおつまみがさっと出てくる。
(お昼は、食べ物でなく、飲み物を補給する、わけである)
P1290978.JPG
わたしは運転手なので、もちろん飲めない〜〜〜〜(T_T)/~~~
が、そんなことにかまけてくれるような人たちでは、この人たちは、ない(-_-;)
建物に気を取られている間に、飲み食べが始まってしまった(^^ゞ

サーヴィス

平日の昼遅くで、客は3組ほど。スタッフもごく少ないようで多少提供に時間がかかることも手違いもあったが、しかしそれをカバーするサーヴィス・立ち居は、控えめな、馬鹿丁寧でない、簡素な、しかし十分鍛えられた行き届いた上質なもので心地よい。トレーニングによっては出来ない、よいものを知るものだけが出来る上質さ、といっておこう。

メニュー

メニューはこんな風。
基本のもりそばは700円。二八蕎麦だ。他に田舎そばと十割そばがある。
天ぷらは盛り合わせ700円、上天ぷら1000円、玉子焼き600円。東京あたりでも変わらない値段だろう。
もちろん酒は八海醸造のもののみ。八海山300ml900円、吟醸300ml 1500円。
P1290977.JPG

4人で、せいろ2枚、天ぷら二つ、とりつけそばひとつ、と岡田さんのお酒をオーダー(^^ゞ

天ぷら。
野菜の天ぷらだが、ボリュームはまあまあ。天つゆと塩が付く。
塩はシンプルな海塩。天つゆは穏やか。
天ぷらは一応さくっとする状態で揚がっている。素材にも、揚げ方にも取り立てて、のことはない。
P1290980.JPG
南瓜、レンコン、茄子、ピーマン、エリンギ、シメジ、サツマイモといったところか。

さていよいよそばだ。
いつも冷たいそば(しっかりしまって風味が出る)に、暖かいつゆ(出しの香りも味わいも立ち、適度にそばを暖め、そばの味わいもよく出る)を頼むのだが、大概はどこでもかもつけそばということになる。
(よく出てくる鴨は養殖長期冷凍の業務用商品で、ある)

たずねると、鴨はないですが鶏ならありますよ〜の答えが軽やかに帰ってくる。
そうである。美味しいものを食べるなら、鴨にこだわるより、あちこちにある、近くにもある地飼いの(地)鶏のほうが期待出来る。

そばは、ひきぐるみの田舎そばに換えてもらった。楽しみ楽しみ。

薬味には、ねぎと山葵に、少しゆずの皮が添えてある。ゆずは鴨、じゃなくて鶏つゆに入れて臭みを抜くのだな。
P1290982.JPG
そばはもちろん手切りの太目の田舎そば。

まずは何もつけず、そばだけを食べる。
コシ強く、かなり強く、歯を受け止める、受け止め、ねばる。
そばの旨みがどんと出てきて広がる。
美味〜〜〜い!である。
つゆなどなくて十分美味しい。美味しいものとはこういうものだな〜(^^♪

ついで塩だけでいただく(塩は天ぷらについていたやつ)。
ねばる田舎そばを格闘するように噛み切り、すりつぶし、押し砕く。
仄かな塩味がいっそうそばの旨みを引き立てる。
これぞ蕎麦喰いの醍醐味だな。
P1290987.JPG

とりつけ汁。
巨大な焼きねぎが、しかもきれいな焼き目のそれが中央に浮かんでいる(@_@;)
だが、あまりにもおおらかに三つ葉が散らされていて、眺めは結構台無し、かも。
濃い口のしかししょっぱくはない、つゆに鶏のうまみとねぎとにんにくの風味が合わさって、程よい。にんにくの効きすぎているところが多いが、ここはバランスよい。
とりは見えないけどね。
(後は食べるのが忙しくて写真を撮り損ねた(^^ゞ)
P1290983.JPG

そばをつけて食べると、蕎麦だけでも美味いのに、さらに醬油、出し、が合わさって複雑な味になる。
もう一口、もう一口、で、後は、つけて食べ、鶏を食べ、の繰り返しで気がついたら完食。
ボリュームもあり、満腹快々、大満足である(^^♪

ごちそう様でした。

     ※     ※     ※

参考まで二八のそば。
P1290990.JPG
こちらもコシ強く、粘りあり、田舎そばと遜色なく美味だ。

そばつゆは濃い口の江戸前、出しの強い田舎風とあるが、江戸前がよい。

そもそも新潟ではそばといえばふのりを混ぜた「へぎそば」が知られるが、これらはまずくはないが大方は観光化している。たいていの蕎麦屋でそばを食しても感心するようなことはまず、ない。
もともと米どころで、そばの需要も興趣も少なく、江戸風のそばをあえてこだわって作る風土は、ない。
わずかに、サツマイモなどと並ぶ救恤作物としてのみ扱われてきたのではないか。

それがここへ来て、長森や、十日町・土市の由屋(今回はいけなかったが)というような江戸風のそばで名をなす店が現れた。(長森はどちらかといえば八海醸造グループの「道楽」の延長かと見られなくもないので、生業蕎麦屋としては由屋だけ?)

新潟の地であえて、江戸風本格そばを求める精神、に土着に飽き足らない反骨と飛躍のエロス的人間性を思わずにはいられない。

     ※     ※     ※

■そば屋長森

新潟県南魚沼市長森415-23
025-775-3887
[月〜金] 11:00〜15:00(L.O.14:30)
[土・日] 11:00〜19:00(L.O.18:30)
ランチ営業、日曜営業
HPはこちら

  


posted by foody at 09:15| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | おいしい店(川崎/横浜/そのほか) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。