2011年07月03日

“野菜市”の論理と倫理〜食の奪還を目指して2 新丸子・医大モールのグーテファルムで定例野菜市〜自然志向・風土志向の農法で安心度高いかわさき野菜をかわさきの食卓へ

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安心度の高いかわさき野菜
これまでの、溝口すくらむ21(川崎市男女共同参画センター)での毎月第3木曜の定例野菜市に加え、新丸子でも定例野菜市が始まった。

かわさきそだち野菜市は、一応、かわさきでも農家というものがあり、それなりにしっかりした野菜を作っている(米作農家は、ほぼ、ない)ということを「広く」知らしめることになっている。

かつての京浜工業地帯の中核の川崎に、農家が存在するイメージは薄い。川崎産野菜などというものは、かつての「公害」イメージとダブって、安全性が低いのではないかというような声もある。

2010年の統計で「農家」は1257軒でそのうち、農産物を販売する農家らしい農家(「販売農家」)は697軒である。とはいえ、その過半387軒は農業外収入を主とする第2種兼業農家である。専業農家は219軒、第1種兼業農家は91軒である。だがこの数字は実感とかけ離れて多いように思われる。親子同居していて親はわずかな面積の「専業農家」、子は農地の大半を不動産賃貸に転換して本業はサラリーマン、なんていう光景が頭に浮かぶ、のだが。

言い換えれば、生活の心配のない「農家」が野菜を作っているわけで、そこには生活をかけるがゆえにありがちな、貨幣をめぐるぎすぎすした尖って切ない手触りを伴う、市場化した「農業」というより、「土」や「野菜」への愛着から野菜を作り続ける「農」の魂、といったものが漂っているように思われる。農法もシステマティックな増産農法ではなく、相当程度農薬を減らし、有機農法と輪作で土地を豊かにし、自然の諸事情と付き合いながら行う、おおらかな自然志向・風土志向農法が多い。
したがって、(意外にも??)大都市川崎で行われる農法で作られる野菜は、大農業地帯で行われるシステマティックな、または合理化された大規模農法野菜よりも、はるかに安心度は高い、のである、と断言しておこう。

顔の見える範囲の取引で市場価格より高く買い、市場価格より安く売る
7月3日日曜日の新丸子医大モール(東横線新丸子駅から、日本医大病院までの300mほどの商店街)はまだ眠っている。人通りも少ない。
9時には荷が到着し、袋詰めしたり量ったりして準備作業。包装資材にコストをかけず手間をかけず、新鮮な良い野菜を、市場価格より高く仕入れ、市場価格より安く売るためである。

野菜提供者は川崎市内の良心的な農家数軒が中心で、2年ほどの付き合いだ。農法も品質も互いに熟知している関係の中で、良いと評価したものをできるだけ高く買いたい気持ちになる。

売るについて、必要経費を賄うほどの利益が出ればよいので利幅は20%ほどでよいので破格に安く提供できるものがたくさんある。

かわさき育ち野菜で市民がかわさきの農を守り、農家が市民の食を守る相互貢献コミュニティへ
こうした考えを確立して実行しているのはuzumakiメンバーの最長老「アキゾーの野菜」の高山アキゾーさんであり、uzumakiはこうした高山さんの考えを引き継ぎ実行していきたいと考えている。
地産地消ということは、市場を媒介せず、農家と買い手が「顔の見える」範囲で継続して再生産可能な価格で作物の分配をするという関係を構築することだ。または食を媒介とする継続的で相互貢献的なコミュニティを形成することだ。
uzumakiが野菜市を行うことの意義は、そのことを先導的に行い、その場を構築していくことの中にある。(まだまだ、よちよち歩きだが(^^ゞ)

だから、この野菜はどこのどんな人がどのように作ったのか、どこを評価しているのか、なぜこの価格で売るのかということを毎回毎回精査していかねばならないし、低価格だからといって広域から集客するようなことは目指さず、なじみのお客様を作り、定着し根付いてゆくこと、その結果として川崎市民がかわさきの農家を守り、農家が市民の食を守る関係性(関係の場)を作り出すことにいたらねばならない、のだ。

     ※     ※     ※

10時に近くなり、袋詰めと計量を手伝ってくれたチャップリンおばさんは用事があって帰る。
品出しもほぼ終わり準備はほぼ終わったかな〜の風景。
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販売開始時の野菜たち。
トマトは1kg(950〜1000gね(^^ゞ)300円。85歳の宮前区の鈴木七五郎じいちゃんが、堆肥たっぷりの低農薬農法で路地でもハウスでも作る。実がなり始めて2週間たち、樹勢が落ち着き、果実も中玉から大に揃い、形も良くなってきた。
新じゃがは1kg150円。破格に安い。新じゃがもだいぶ晩生になってきて粒が大きくなってきている。
中原区の清水さんがつくる。清水さんは、(たしか高山さんの同級生であったとおもうが)農業のしにくい中原区内から横浜や(たしか)千葉にも畑を拡大している。立派な長ネギや芋を作る人だ。
という具合に全部に詳細情報をつけて行きたいのだが、今日はこの辺にしとくかな〜。またあとで。
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販売開始1時間経過。だいぶ品物も減ってきて余裕のメンバーたち。
日曜でも10〜11時の間に主婦層が朝市感覚で大勢買い物に来る。

右から、製薬会社に勤める助っ人の中村さん、やさいソムリエの大谷さん、uzumaki代表の山本さん、左端にちょっと間を取って構えているのは場所を提供してくれる輸入食品店グーテファルムオーナーでuzumaki会員でもある浅野さん。
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11時32分撮影。だいぶ品物も少なくなってきた。
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12時11分。気温30度を超え、12時を過ぎるとめっきり人通りが少ない。
あとは涼しくなる、夕方かな〜〜〜。
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それでもぱらぱらと人は動き、結局14時時点でジャガイモ2袋を残して完売(^^♪

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