2010年11月23日

かわさき育ち野菜市の収穫 その1 75歳高山さんと85歳宮前区鈴木七五郎さんの雨の畑で泥んこになる割りの合わない話し

Uzumakiでは毎月第3木曜日に、高津区の男女共同参画センター(すくらむ21)の軒先でかわさき育ち野菜市をひらく。

わたしは、通例前日の昼頃、新丸子で自宅ガレージで「あきぞうの野菜」と銘打って、かわさき育ち野菜をとても割安価格で販売している高山あきぞう(明三、が正しい)さんと一緒に収穫に行く。
今月は16日火曜に17日の「かわさき育ち料理教室」のためにUzumakiファームの野菜を少し収穫したので、2日続けての収穫ということになる。

高山さんは、収穫を自分でやりたがる。モノを自分で確かめ、良いものを収穫し、不良品の選別を自分の基準でやりたいからだ。身についたプロ意識で、基本的に間に合わせや手抜きを嫌う。

わたしは、そんな高山さんと収穫に行くのが楽しい、のであるが、しかしこの日は気温10度ほどの雨降り。晩秋の雨は、さむい。
P1210136.JPG
到着すると、畑は無人。
この畑は85歳になる鈴木七五郎さんの畑だ。一方の高山さんは75歳(くらいだ。たぶん)。二人で160歳か。感慨を禁じえない。
いつも畑にいる七五郎さんだが、この雨と寒さに、さすがに引き上げたかもしれない。

高山さんは無言でさっさと準備して、雨対策にのろのろしているわたしを置いて、とっとと一輪車を押して大根とりに行ってしまった(^^ゞ
(左の温室のかげに消えようとしている!)

この日の予定は大根、蕪、にんじん、小松菜などをとることになっている。

大根は良く実って、葉を広げ、いっぱいに雨水を溜めている。さながら大根の海のようである。
畝の間に分けいったとたんにすでに全身びしょびしょだ(-_-;)
しかし、濡れてしまえば覚悟も決まる。
大根の海を泳ぐようにしてとにかくも20本の立派な大根を収穫♪
(作業後にやっと一枚撮影。作業中にとても写真を撮る余裕はなく、カメラを出したら、その時点でカメラもびしょびしょ、どろどろになることがわかっているので、うかつに取り出すこともできない、のである(^^ゞ)
P1210138.JPG

採った大根を、道路際まで運び、丁寧に並べる。
ありゃ、高山さんのズボンがびしょぬれだ(当然では、あるが(^^ゞ)
P1210139.JPG
葉を縛り、新聞紙本体を包み車に並べた。
紐で葉を縛っている段階で、指が冷たく、うまく動かない。

続いて小松菜だ。
これが一番きつくどろどろの作業だった。

わたしは泥がつかないようにはさみで根を切って収穫しようと提案したが、高山さんは〜前山さんが泥つきで抜いて、わたしが根を切りながら量るよ〜、そのほうが早いよ〜、と譲らない。
さらに、一把分ずつ量りながら籠に詰める、と言う。寒い雨の中である…。
P1210142.JPG
わたしは、手も、上半身もひき抜いた小松菜の根についた土でどろどろになりながら、大きそうな小松菜を探して採った。高山さんは、たぶん、指先から足元から伝わる寒さをこらえながら黙って作業を続けた。
小松菜400g×20把を採って量り終えるのに4〜50分ほどもかかったであろうか。わたしは寒さと中腰姿勢からくる腰痛がつらかった。

しかしこの小松菜を明日は1把100円で売るのである。20把売り切っても2,000円でしかない。収穫作業の手間賃くらいなものだろうか(わたしたちはボランティアだから、手間賃いらず、だけれどね(^^ゞ)。土作りからの労力や資材、肥料代など考えたら1把300円くらいでやっととんとんか、と思う。生活費や何か考えたらそれでも足りない。割に合わない、とはこのことであろうか。
どこかに鬱憤を吐き出したい気持ちになった。

大根20本を新聞紙で包んで並べた上に、クッション材の新聞紙を丸めておき、その上に葉もどろどろになってしまった小松菜を積む。
P1210143.JPG
新聞紙を多量に持ってきたのでさらに小松菜を包むように新聞紙をかける。

このあと蕪も20把作ったが、気がせいて、写真を撮り忘れた。ほんとに作業に没頭してしまったのである。

にんじん畑である。
七五郎さんには妙なこだわりがあって、畑はいつもきれいでなければならず、収穫は端のほうからきれいに順番にしていかねばならない。間を抜いて収穫していると、ちゃんと端から採れよ〜と来る。下葉などを散らかしていると、きたねぇ仕事しやがって〜とべらんめえで叱責される。
畑に関しては、とても几帳面なのである。(そのほかは知らない)
これじゃあ、しかられるな〜と高山さんが呟いた。七五郎さんにとっては75歳の高山さんも、わけえもん、である。
P1210145.JPG

今年は猛暑のせいでにんじんの出来が悪い。
長さが伸びないもの、根が大きく割れているものが目立ち、収穫しても半分くらいは売り物にならない(>_<)。
不可、のモノを除外してもこんな感じである。
10把分採るのに3倍近く掘ったであろうか。割に合わない、の極みである。
P1210146.JPG

道路際に並べて、4本ずつに結んだ。
これを、明日は確か140円くらいで売るのだ。ちょっと悲しい。
P1210147.JPG
1時半から始めて、4時頃終わる頃には、すっかりからだが冷え切って、上着はどろどろズボンはびしょびしょ、である。

上着を脱ぎ、手を雨水で洗い、車に乗り込んで、思いっきりエアコンの温度をあげた。高山さんはにっこりして、寒かったね〜と言いながら、いつものキャンディをくれた。
ほっこり、である(^_^)v
(割りに合わない、話しでではあるけれどね(^^ゞ)


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