2010年09月27日

源治さんの新米 ホンモノの米「源治のコシヒカリ」を食べる

米に、人一倍こだわる源治さんの新米がとどいた。
※米については、もはやなんら深刻なものではないが、それでもちょっとフクザツな感情がある。
 米についての感情の整理、はこちらに書いた。
 米についての史的註はこちらにかいた。
 どちらも、いまだに生々しくて、いやだ。

源治さんは、姉の夫であり、したがってわたしには義兄である。
実直そのものの一応、米作専業農家、である(ちょっと減反・転作「させられて」いるけれど)。
添え状に、今年はもう一つ味が思い通りでないかも、と書いてある。
猛暑と、刈り取り直前の台風のせいである。
P1180995.JPG

いつもは農協の30kgの米袋に入れるものを、全部750g(5合分)の小分けにしてきた(@_@;)
(お前が食うために送ったのではない、というメッセージ、なんだろな〜〜〜〜)
大型農家、とはいえ、転作もせざるを得ない源治さんの、「米で食えるように」という意欲もあせりも伝わってくる、ような気がする。
P1180988.JPG
米価は低迷し、転作は強いられ、源治さんは今、米6町歩と大豆4haを作る。
周辺農家の分も含め大量の稲の苗、も作っている。米メーカーであるだけでなく、「稲メーカー」でもある。
あるいは、苗作りから自分で手がける、数少ないホンモノの米作一貫農家、である。

米作農家が自立し市場圧力に抗していくための圃場面積を15〜25ha必要などと決めておいて、いけしゃあしゃあと、義兄に、4haもの減反を強いるような恥知らずなものたちを、断じて、赦すことはできない、と、わたしは思う。
しかも「国家」を僭称してあたかも「主権者」のごとく振る舞うという点で、このものたちは二重に罪深い犯罪者だと言うことを知るべきである。
義兄は、米作りに営々と努力を積み重ね、真に自立した専業農家、を目指して水田の拡大に努めてきた。その努力はもちろん個人の責任に属するものであるが、その営みは人間というものが生きていくについて「類」として振舞う本質を実現して行くものでもある。

(このクニに「農政」らしきものがあったのは、柳田国男の頃だけだったのではないか、とわたしは疑っている)

これまで農協に100%売り渡してきた源治さんだが、何とかして米で生きていたいと、ついに、はじめて、直販というものをやって見たいと言い出した。

及ばずながら愚弟のわたしも手伝うことにした(せざるを得ない(^^ゞ)
何度も、値段や、量やのやり取りをを繰り返すが、「売る」ということに、根本的な異和を感じているであろう義兄とのやり取りは要領を得ない。メールはなく、電話は姉が取り次ぐ間接会話である。
振込口座は、と聞くと農協?郵便局?とかえってくる。

業を煮やしたわたしは、かってにパンフレットらしきものを作ってしまった。
源治のコシヒカリパンフ オモテ.jpg
価格は、源治さんのボソッとつぶやいた「オラわからんれね〜」の一言と、横浜川崎あたりの、かのOKストアで売られている、新潟産のコシヒカリの価格をテキトーに参考にした。
首都圏最安、と信じてのことである。

米購入のご希望ある方はご連絡くださいm(__)m

     ※      ※      ※

繰り返すが源治さんは義兄である。
(源治っていい名だね、と義母がいった。
同感である(^_^)v)

源治さんは性格温厚であって、怒ったところを見たことがない。
謹厳実直にして、緩むことを知らない。
今はなき、酒飲みの我が父に付き合うために、下戸の源治さんは猛訓練して?今や酒豪と成り果てた、と推測される(^^ゞ

米作りもまた謹厳実直であって、どこまでも米の諸事情にに付き合う。
この人が、手塩にかけた米は、その人のように、味わい深い、はずである。

     ※     ※     ※

その日、新米を炊いた。
P1190093.JPG
でんぷんの芳香が立ち、わたしは一つの空気を思い出す。

〜米は甘いよ、お菓子より甘いよ〜5回も噛めばあまくなるよ〜10回噛めばお菓子より甘いよ〜。
幼いころ母にそのように教えられた。
それは、実感そのものであり、わたしは今も母のことばを信じている。

一粒一粒が立ち上がり、輝き、あまい甘い新米だった。
ちゃんと、蒲原平野の味がするよ。
こころにはちょっと、苦いけれどね。

源治さん、今年もありがとうございます。
ホンモノのコシヒカリ、いただきましたm(__)m


posted by foody at 21:58| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 農・食・状況 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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